古いiPadは電子書籍に向いてる?快適に使うための最適設定ガイド

木目のデスクの上に古いiPadが置かれており、画面には「BOOK」と表示された電子書籍が開かれている。左側には白い太字の日本語で「古いiPadは電子書籍に向いてる?快適に使うための最適設定ガイド」と書かれている、横長のアイキャッチ画像。 ジャンル別中古ガジェット活用法

古いiPadは電子書籍に向いてる?快適に使うための最適設定ガイド

「もう使わなくなった古いiPad、引き出しの奥に眠っていませんか?」

最新機種が続々と登場する中で、少し前のモデルのiPadは使い道に困りがちです。
しかし、その古いiPad、実は「電子書籍専用機」として第二の人生を歩ませるのに最適な選択肢かもしれません。
大画面で美しいRetinaディスプレイを搭載したモデルなら、今でも十分に快適な読書体験を提供してくれます。

本記事では、そんな古いiPadを電子書籍リーダーとして最大限に活用するための情報をお届けします。
何年くらい前のモデルまで実用的なのか、おすすめの電子書籍アプリ、バッテリーを長持ちさせる設定、目に優しい画面調整、そしてオフラインでの利用方法まで、快適な読書環境を構築するための具体的な最適設定ガイドです。
新しい電子書籍リーダーの購入を検討する前に、ぜひこの記事を読んで、お手元の古いiPadの可能性を探ってみてください。

古いiPadでも電子書籍は読める?

「古いiPadで本当に電子書籍なんて読めるの?」そう疑問に思う方もいるかもしれません。
結論から言えば、はい、十分に可能です。
もちろん、最新の多機能タブレットと比較すると動作の快適さで見劣りする部分はありますが、「電子書籍を読む」という目的に特化すれば、まだまだ現役で活躍できるポテンシャルを秘めています。

大切なのは、お持ちのiPadがどの程度の性能を持っているか、そして電子書籍を読むために最低限必要な条件は何かを理解することです。

何年製のiPadまでが実用範囲か?

一般的に、電子書籍を読むだけであれば、そこまで高いスペックは要求されません。
しかし、アプリの対応OSバージョンや動作の快適さを考慮すると、おおむね2014年以降に発売されたiPad Air 2やiPad mini 4以降のモデルが一つの目安となるでしょう。
これらのモデルであれば、比較的最近のiOS(iPadOS)にも対応しており、主要な電子書籍アプリも問題なく動作する可能性が高いです。

もちろん、これより古いモデル、例えば初代iPad AirやiPad mini 2/3などでも、アプリのバージョンを選べば読書自体は可能です。
しかし、アプリの起動が遅かったり、ページめくりがもたついたりする場面が増えるかもしれません。

重要なのは、お使いのiPadが現在どのiOSバージョンで動作しているか、そして利用したい電子書籍アプリがそのバージョンに対応しているかです。

iPadのOSバージョン確認方法

お持ちのiPadのOSバージョンを確認するのは簡単です。
以下の手順で確認できます。

  1. iPadの「設定」アプリを開きます。
  2. 「一般」をタップします。
  3. 「情報」をタップします。
  4. 「システムバージョン」(または「ソフトウェアバージョン」)の項目に表示されている数字が、現在のiOSバージョンです。

このバージョン情報を元に、各電子書籍アプリの対応状況を確認しましょう。
Appleの公式サイトでは、過去のiPadモデルと対応OSバージョンに関する情報も掲載されています。

参考リンク: iPadのモデルを識別する – Apple サポート (日本) (お使いのiPadのモデル名を確認する際に役立ちます)

電子書籍に向いているiPadの特徴(画面サイズ・Retinaなど)

古いiPadが電子書籍に向いている理由は、その「画面」にあります。

    • 画面サイズ: iPadは、スマートフォンよりも大きく、一般的な電子書籍リーダー専用端末(Kindle Paperwhiteなど)と比較しても広い表示領域を持っています。
      これにより、漫画の見開きページや雑誌なども快適に閲覧できます。
      特に9.7インチ以上のモデルは、紙の書籍に近い感覚で読書を楽しめるでしょう。
      iPad miniのような7.9インチモデルも、携帯性と視認性のバランスが良く、電車の中などで読むのに適しています。
  • Retinaディスプレイ: 多くのiPadモデルに搭載されているRetinaディスプレイは、高精細で文字や画像をくっきりと表示します。
    これにより、長時間の読書でも目が疲れにくく、細かな文字も読みやすいという大きなメリットがあります。
    古いモデルであっても、このRetinaディスプレイの恩恵は十分に受けられます。

これらの特徴から、特に漫画や雑誌をよく読む方、あるいは視認性を重視する方にとって、古いiPadは魅力的な電子書籍端末となり得ます。

おすすめの電子書籍アプリ【旧iPad対応】

古いiPadで電子書籍を読むためには、対応するアプリの選択が重要です。
ここでは、比較的古いOSバージョンでも動作しやすく、使い勝手の良い定番アプリをいくつかご紹介します。

Kindleアプリ(対応OSや機能)

Amazonが提供する「Kindle」アプリは、電子書籍の定番中の定番です。
小説、ビジネス書、漫画、雑誌など、圧倒的な品揃えを誇ります。

    • 対応OS: Kindleアプリは比較的古いiOSバージョンにも対応していることが多いですが、最新版を利用するにはある程度のOSバージョンが求められます。
      App Storeで「Kindle」と検索し、アプリの詳細ページで「互換性」の項目を確認してください。
      もし最新版がインストールできなくても、過去のバージョンであれば利用できる場合があります(後述の「アプリのインストールができないときの対処法」を参照)。
    • 機能: 文字サイズの変更、明るさ調整、背景色の変更(白、黒、セピアなど)、辞書機能、ハイライト機能、しおり機能など、読書を快適にするための基本的な機能は網羅されています。
      また、購入した書籍はクラウドに保存されるため、複数のデバイスで読書状況を同期できます。

i文庫HD(ローカルPDFを読むなら)

「i文庫HD」は、特に自炊したPDFファイルやZip圧縮された画像ファイルを読むのに適した高機能リーダーアプリです。
App Storeで長年人気を博しており、古いiPadユーザーにも愛用者が多いアプリの一つです。

    • 特徴: 本棚のようなインターフェースで蔵書を管理でき、実際の紙の本をめくるような操作感が特徴です。
      PDFの表示速度も比較的速く、余白の自動削除機能や、見開き表示の最適化など、かゆいところに手が届く機能が充実しています。
      青空文庫の作品もダウンロードして楽しめます。
    • ローカルファイル対応: Wi-Fi経由でのファイル転送やiTunes経由でのファイル同期に対応しており、インターネット環境がない場所でも、事前に転送しておいた書籍を読むことができます。
  • 注意点: 有料アプリですが、その機能性と安定性から価格以上の価値があると感じるユーザーが多いようです。
    対応OSバージョンはApp Storeで確認してください。

マンガUP!やBookLive!Readerの軽さ比較

漫画を中心に楽しみたい場合、集英社の「少年ジャンプ+」やスクウェア・エニックスの「マンガUP!」、BookLiveが提供する「BookLive!Reader」なども選択肢に入ります。

これらのアプリは、基本的に無料で最新話を読めたり、ポイントを消費して読み進めたりするモデルが多いです。
アプリの動作の軽さについては、端末のスペックやOSバージョン、アプリのバージョンによって体感が異なるため一概には言えませんが、一般的に以下の点が重要になります。

    • シンプルなインターフェースのアプリを選ぶ: 多機能すぎるアプリや、エフェクトが多用されているアプリは、古いiPadでは動作が重くなる傾向があります。
    • キャッシュのクリア: アプリ内に溜まったキャッシュデータを定期的にクリアすることで、動作が改善される場合があります。
  • アプリのレビューを確認する: App Storeのレビューで、同じような古いiPadを使っているユーザーの評価を参考にしてみましょう。

特定のアプリの「軽さ」を客観的に比較するのは難しいですが、まずはインストールしてみて、ご自身の環境で快適に動作するか試してみるのが一番です。
もし動作が重いと感じたら、別のアプリを試してみることをお勧めします。

アプリのインストールができないときの対処法

古いiPadを使っていると、OSのバージョンが古すぎて最新版のアプリをインストールできないケースがあります。
そんな時は、以下の対処法を試してみてください。

    1. 過去にダウンロードしたことがあるアプリの場合:
      • App Storeを開き、右上のアカウントアイコンをタップします。
      • 「購入済み」を選択します。
      • 過去にダウンロードしたアプリの一覧が表示されるので、該当のアプリを探します。
      • 雲のマーク(ダウンロードボタン)をタップすると、「このiPadと互換性のある旧バージョンをダウンロードしますか?」といったメッセージが表示されることがあります。
        ここで「ダウンロード」を選択すると、お使いのiPadで動作する古いバージョンのアプリをインストールできる場合があります。
    1. 別のApple IDで購入履歴がある場合:
      • もし家族など、別のApple IDで過去にそのアプリをダウンロードしたことがある場合、そのApple IDでサインインし直して上記の手順を試すと同じように旧バージョンをダウンロードできる可能性があります。
  1. アプリ開発元の公式サイトを確認する:
    • 稀に、アプリ開発元が古いOSバージョン向けのアプリを別途提供している場合があります。
      公式サイトなどを確認してみましょう。

ただし、この方法でインストールできるのは、あくまで「過去にリリースされたバージョン」であり、最新の機能が使えなかったり、セキュリティアップデートが提供されていなかったりする可能性がある点には注意が必要です。

快適に読むための「最適設定」

古いiPadを電子書籍専用機として快適に使うためには、いくつかの設定を見直すことが重要です。
バッテリー消費を抑え、目に優しい表示に調整し、読書に集中できる環境を作りましょう。

バッテリー節約の基本設定(明るさ・通知・Wi-Fi制御)

古いiPadはバッテリーも劣化している可能性があります。
少しでも長く読書を楽しむために、以下の設定を見直しましょう。

    • 画面の明るさ調整:
      • 「設定」アプリ > 「画面表示と明るさ」で、明るさを手動で調整します。
        読書に支障のない範囲で、できるだけ暗めに設定するのがポイントです。
        「明るさの自動調節」はオンでも構いませんが、細かく制御したい場合はオフにして手動で調整しましょう。
    • 通知のオフ:
      • 読書中に通知が来ると集中が途切れてしまいますし、通知の受信はバッテリーも消費します。
        「設定」アプリ > 「通知」で、不要なアプリからの通知を個別にオフにします。
        特にゲームやSNSなど、頻繁に通知を送ってくるアプリはオフにしておきましょう。
    • Wi-Fi・Bluetoothの制御:
      • 常にWi-FiやBluetoothがオンになっていると、電波を探し続けたり接続を維持したりするためにバッテリーを消費します。
        電子書籍をダウンロードし終えた後や、オフラインで読む場合は、コントロールセンターからWi-FiやBluetoothをオフにすることを検討しましょう。
        特に機内モードは、通信機能をまとめてオフにできるので便利です(後述)。
  • Appのバックグラウンド更新をオフ:
    • 「設定」アプリ > 「一般」 > 「Appのバックグラウンド更新」で、この機能をオフにするか、Wi-Fi接続時のみに限定します。
      これにより、使用していないアプリがバックグラウンドで通信したり情報を更新したりするのを防ぎ、バッテリー消費を抑えられます。

目が疲れにくい画面設定(ナイトモード・TrueToneの代替)

長時間の読書は目に負担がかかります。
少しでも快適に読書を続けるために、画面表示を調整しましょう。

    • Night Shiftモードの活用:
      • 「設定」アプリ > 「画面表示と明るさ」 > 「Night Shift」をオンにします。
        Night Shiftは、画面の色温度を暖色系に調整することで、夜間の読書時に目への刺激を和らげる効果があります。
        時間帯を指定して自動でオン/オフを切り替えることも可能です。
        これは、比較的新しいiOSバージョンで利用できる機能です。
    • True Toneの代替(古いiPadの場合):
      • True Toneは、周囲の光環境に合わせてディスプレイの色と明度を自動的に調整し、より自然な表示にする機能ですが、古いiPadには搭載されていません。
        その代替として、前述のNight Shiftモードを活用したり、手動で画面の明るさをこまめに調整したりすることが有効です。
    • アクセシビリティ機能の活用:「カラーフィルタ」や「ホワイトポイントを下げる」
      • 「設定」アプリ > 「アクセシビリティ」 > 「画面表示とテキストサイズ」の中には、さらに詳細な画面調整オプションがあります。
        • カラーフィルタ: 色覚に障がいのある方向けの機能ですが、画面全体の色合いを調整できます。
          例えば「グレイスケール」を選択すると、画面が白黒表示になり、ブルーライトをさらに抑える効果が期待できるかもしれません。
        • ホワイトポイントを下げる: 画面の最も明るい部分(白)の輝度を抑えることで、全体の眩しさを軽減できます。
          明るさを一番暗くしてもまだ眩しいと感じる場合に試してみてください。
  • アプリ内の表示設定:
    • 多くの電子書籍アプリには、背景色を白だけでなく、セピアや黒(ダークモード)に変更する機能があります。
      また、文字のフォントやサイズも調整可能です。
      自分にとって最も読みやすい設定を見つけましょう。

余計なアプリ・通知のオフ方法

読書専用機として使うなら、読書に関係のないアプリは極力整理し、通知も最小限に抑えるのが賢明です。

    • 不要なアプリの削除:
      • ホーム画面でアプリアイコンを長押しし、「Appを削除」を選択して不要なアプリをアンインストールします。
        これにより、ストレージ容量を確保できるだけでなく、バックグラウンドでの動作や通知による邪魔を防げます。
    • 通知の徹底的な管理:
      • 前述の通り、「設定」アプリ > 「通知」から、本当に必要なアプリ(例えばカレンダーの予定通知など、読書と両立させたいもの)以外の通知はすべてオフにします。
        「バナー」や「サウンド」だけでなく、「ロック画面に表示」や「通知センターに表示」もオフにすると、より読書に集中できます。
  • おやすみモードの活用:
    • 「設定」アプリ > 「おやすみモード」(または「集中モード」)を設定すると、指定した時間帯や特定の条件下で、着信や通知をまとめてオフにできます。
      読書を始める前にオンにする習慣をつけると良いでしょう。

ホーム画面を読書専用にカスタマイズ

古いiPadを「電子書籍を読むためだけのデバイス」と割り切るなら、ホーム画面も読書に特化したレイアウトにカスタマイズしましょう。

    • 読書アプリを一番アクセスしやすい場所に:
      • 普段最もよく使う電子書籍アプリを、Dock(画面下部のアプリランチャー)に配置したり、ホーム画面の1ページ目に置いたりします。
    • 不要なアプリはフォルダにまとめるか別ページへ:
      • 読書に直接関係ないアプリは、フォルダにまとめて整理するか、ホーム画面の2ページ目以降に移動させ、視界に入らないようにします。
    • ウィジェットの整理:
      • ウィジェットもバッテリーを消費したり、通知を表示したりすることがあります。
        読書に関係のないウィジェットは削除または非表示にしましょう。
  • 壁紙の変更:
    • 目に優しい、落ち着いた色合いの壁紙や、真っ黒な壁紙に変更するのも一つの方法です。
      派手な壁紙は読書の妨げになる可能性があります。

これらの設定を行うことで、古いiPadがまるで専用の電子書籍リーダーのような使い心地に近づきます。

オフラインでも快適に読むには?

旅行先や通勤・通学中など、インターネット環境がない場所でも電子書籍を読みたい場面は多いでしょう。
古いiPadでも、事前の準備と設定でオフライン読書を快適に楽しむことができます。

電子書籍を事前にダウンロードしておく方法

ほとんどの電子書籍アプリには、購入またはレンタルした書籍をデバイス本体にダウンロードしておく機能があります。

    1. Wi-Fi環境下でダウンロード: 自宅など、安定したWi-Fi環境がある場所で、読みたい書籍を事前にiPadにダウンロードしておきます。
      アプリ内のライブラリや本棚から、ダウンロードしたい書籍を選択し、ダウンロードボタン(通常は雲のマークや下向き矢印のアイコン)をタップします。
    1. ストレージ容量の確認: 特に漫画や雑誌など、ファイルサイズの大きな書籍を多数ダウンロードする場合は、iPadのストレージ空き容量を確認しておきましょう。
      「設定」アプリ > 「一般」 > 「iPadストレージ」で確認できます。
      容量が少ない場合は、読み終えた書籍を削除するなどして整理が必要です。
  1. ダウンロード設定の確認: アプリによっては、モバイルデータ通信でのダウンロードを許可する設定になっている場合があります。
    意図しないデータ通信を防ぐためにも、Wi-Fi接続時のみダウンロードするように設定しておくと安心です。

機内モード+Wi-Fiオフでの活用法

オフラインで読書に集中し、かつバッテリー消費を最大限に抑えたい場合に非常に有効なのが「機内モード」の活用です。

    1. 機内モードをオンにする: コントロールセンター(画面の右上隅から下にスワイプ、または下端から上にスワイプ)を開き、飛行機のアイコンをタップして機内モードをオンにします。
      これにより、Wi-Fi、Bluetooth、モバイルデータ通信など、すべてのワイヤレス通信機能が一括でオフになります。
    1. 必要であればWi-Fiのみオンにする: もし機内モード中に特定のWi-Fiネットワークに接続したい場合(例えば、オフラインマップを利用する場合など)は、機内モードをオンにした後で、再度コントロールセンターからWi-Fiのアイコンだけをタップしてオンにすることも可能です。
      しかし、電子書籍を読むだけであれば、Wi-Fiもオフのままにしておくのがバッテリー節約の観点からは最も効果的です。
  1. バッテリー消費の抑制効果: 通信機能をオフにすることで、バックグラウンドでのデータ送受信がなくなり、バッテリーの持ちが格段に向上します。
    特に移動中など、充電が難しい環境では大きなメリットとなります。

通信なしで読めるコンテンツの選び方

オフライン利用を前提とする場合、コンテンツの選び方にも少し工夫が必要です。

    • ダウンロード可能なコンテンツを選ぶ: 当然ですが、ストリーミング専用のコンテンツや、アプリ起動時に都度ライセンス認証が必要な一部のコンテンツは、オフラインでは利用できません。
      購入・レンタル時に、オフライン再生やダウンロードに対応しているか確認しましょう。
    • DRM(デジタル著作権管理)に注意: 一部の電子書籍には、定期的なオンライン認証を必要とするDRMが施されている場合があります。
      長期間オフラインで利用する予定がある場合は、DRMフリーのコンテンツを選ぶか、認証の頻度について事前に確認しておくと安心です。
  • ローカルファイル(PDF、EPUBなど): i文庫HDのようなアプリを使えば、自分で用意したPDFファイルやDRMフリーのEPUBファイルをiPadに転送して読むことができます。
    これらは完全にオフラインで利用可能です。

これらの準備と設定を行えば、古いiPadでも通信環境を気にすることなく、どこでも快適に読書を楽しむことができます。

新しい電子書籍リーダーとの比較

古いiPadを電子書籍リーダーとして活用する方法を解説してきましたが、ここで気になるのが、Kindle PaperwhiteやKoboといった専用の電子書籍リーダーとの違いでしょう。
それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらが適しているかは利用目的や重視するポイントによって異なります。

Kindle端末やKoboとの違い

特徴 古いiPad Kindle端末 (Paperwhiteなど) / Kobo端末
画面 カラー液晶 (Retinaディスプレイ搭載モデルあり) E Ink (電子ペーパー) ディスプレイ (モノクロが主流)
視認性 発光するため暗い場所でも読める。カラー表示可能。 紙に近い表示で目に優しい。太陽光下でも反射しにくい。
バッテリー 比較的消費が早い。数日~1週間程度(利用頻度による)。 非常に長持ち。数週間~数ヶ月持つことも。
携帯性 やや大きく重いモデルが多い。 軽量でコンパクト。片手での操作性も高い。
多機能性 電子書籍以外のアプリも利用可能(ブラウザ、動画など)。 読書に特化。機能は限定的。
価格 手持ちのものを活用すれば追加費用なし。中古も安価。 新品で1万円台後半から。
対応書籍 各社アプリ経由で幅広い電子書籍ストアに対応。 KindleはAmazon、Koboは楽天Koboが中心(一部互換性あり)。
ページめくり スワイプやタップ。液晶のため反応は速い。 E Ink特有の画面書き換えがあるため、やや遅く感じることも。

E Inkディスプレイのメリット・デメリット:

    • メリット:
      • 目に優しい: バックライトではなくフロントライト(画面を内側から照らすのではなく、画面の縁から照らす方式)や、そもそもライトなしで周囲の光で読むため、液晶画面に比べて目が疲れにくいと言われています。
      • 長時間バッテリー: 表示内容の書き換え時にしか電力を消費しないため、バッテリーが非常に長持ちします。
      • 太陽光下での視認性: 紙の本のように、明るい場所でも反射が少なく読みやすいです。
  • デメリット:
    • モノクロ表示が主流: カラーE Ink端末も登場していますが、まだ高価で一般的ではありません。
      そのため、カラーの雑誌や漫画には不向きです。
    • ページめくりの反応速度: 液晶に比べると、画面の書き換えに一瞬時間がかかるため、素早いページめくりにはややもたつきを感じることがあります。
    • 動画やブラウジングには不向き: 表示の特性上、動画再生や複雑なウェブページの表示は苦手です。

古いiPadのメリット・デメリット

古いiPadを電子書籍専用機として使う場合のメリットとデメリットを改めて整理してみましょう。

メリット:

    • 追加費用がかからない(既に持っている場合): 最大のメリットは、新たな出費なしに電子書籍環境を構築できる点です。
    • 大画面・カラー表示: 特に漫画や雑誌、絵本など、カラーで楽しみたいコンテンツや、見開きで読みたいコンテンツに適しています。
      Retinaディスプレイ搭載モデルなら画質も十分です。
    • 多様な電子書籍ストアに対応: Kindle、楽天Kobo、BookLive!など、複数の電子書籍ストアのアプリをインストールして利用できます。
    • 汎用性: いざとなればブラウザで調べ物をしたり、簡単な動画を観たりといった使い方も可能です(ただし、動作速度は期待できません)。
  • 慣れた操作性: 普段からiPhoneやiPadを使っている人にとっては、操作に迷うことが少ないでしょう。

デメリット:

    • バッテリー持ちが短い: 専用端末と比較すると、バッテリーの消費は早いです。
      こまめな充電が必要になる場合があります。
    • 携帯性に劣る: サイズが大きく重いため、特に小型のバッグで持ち運びたい場合や、片手で長時間持って読むには不便を感じることがあります。
    • 目の疲れやすさ(E Ink比): E Inkディスプレイと比較すると、液晶ディスプレイはバックライトで発光するため、長時間の利用では目が疲れやすいと感じる人もいます。
      Night Shiftなどの設定で軽減は可能です。
    • 動作の遅さ: 古いモデルの場合、アプリの起動やページめくり、ダウンロードなどで待たされる場面があるかもしれません。
  • 誘惑が多い: 他のアプリの通知が来たり、ついブラウザを開いてしまったりと、読書への集中が途切れやすい環境でもあります(設定で対策可能)。

「読書用」としてどこまで使えるか

古いiPadが「読書用」としてどこまで使えるかは、何を、どのように読みたいかによって大きく変わります。

    • 小説やビジネス書が中心の方: 文字サイズやフォントを調整すれば、十分に快適に読書できます。
      ただし、長時間読む場合は目の疲れやバッテリー持ちに注意が必要です。
    • 漫画や雑誌が中心の方: 大画面とカラー表示を活かせるため、非常に適しています。
      特に見開き表示で楽しみたいコンテンツには最適です。
    • PDF資料や自炊した本を読む方: i文庫HDのような高機能アプリを使えば、快適な閲覧環境を構築できます。
      書き込み機能などが必要な場合は、対応アプリを選びましょう。
    • 寝る前に少し読みたい方: Night Shiftモードなどを活用し、明るさを抑えれば、ベッドサイドでの読書にも使えます。
      ただし、重さが気になるかもしれません。
  • 外出先で頻繁に読みたい方: バッテリー持ちと携帯性を重視するなら、専用端末の方が有利かもしれません。
    しかし、短時間の移動中やカフェなどで読む程度であれば、古いiPadでも十分対応可能です。

重要なのは、「完璧」を求めすぎないことです。
最新端末のようなサクサクとした動作や、E Ink端末のような圧倒的なバッテリー持ちは期待できません。
しかし、「とりあえず電子書籍を試してみたい」「家の中で大画面で漫画を読みたい」といった特定のニーズに対しては、古いiPadは非常にコストパフォーマンスの高い選択肢となり得ます。

まとめ|古いiPadは「第二の読書端末」として活躍できる

引き出しの奥で眠っていた古いiPadも、少しの工夫と設定の見直しで、立派な「電子書籍リーダー」として生まれ変わります。
最新の専用端末にはないメリットもあれば、もちろんデメリットも存在します。
しかし、その特性を理解し、自分の読書スタイルに合わせて最適化することで、まだまだ十分に活躍の場があるのです。

読みたい本がある限り、使い道はある

あなたが読みたい本、雑誌、漫画がある限り、古いiPadはその受け皿となることができます。
大画面でカラー表示が可能な点は、特にビジュアル要素の多いコンテンツを楽しむ上で大きなアドバンテージです。
バッテリーや動作速度に多少の不安があったとしても、それを補って余りある読書体験を提供してくれるかもしれません。

「この漫画、大きな画面で見開きの迫力を楽しみたいな」
「昔買ったこの雑誌、もう一度読み返したいけど紙で持っておくのはかさばるな」
「PDFの資料、手軽に持ち運んで読みたいな」

そんなニーズがあるなら、ぜひ古いiPadを手に取ってみてください。

「捨てずに活かす」電子書籍活用法のすすめ

新しいものが次々と登場する現代において、「今あるものを活かす」という視点はますます重要になっています。
古いiPadを電子書籍専用機として再活用することは、まさにその実践と言えるでしょう。

本記事で紹介した設定やアプリ、活用法を参考に、あなたにとって最適な「iPad 電子書籍ライフ」を構築してみてください。
バッテリー節約設定を施し、目に優しい画面に調整し、読書に集中できる環境を整えれば、きっと快適な時間が待っています。

「もう使えない」と諦めていたデバイスが、新たな読書の扉を開いてくれるかもしれません。
ぜひ、古いiPadに「第二の読書端末」としての役割を与え、知的好奇心を満たすパートナーとして活用してみてはいかがでしょうか。

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